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珈琲豆価格上昇についての独り言

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2025.09.19

2025.9.19

今日、お客さんとの会話「コーヒー豆、高くなったね」と、お客様。

「いや、まだ高くなりますよ💦」と、私。

つい先日も「日経モーニングプラス」という番組で「コーヒーの価格上昇」について、解説していました。やはりこの値上がりの傾向は今後も続くようです。

理由は、需要と供給のバランスです。経済の基本、単純な話です。

需要(欲しがる人・消費者)が大きく、供給(コーヒー豆の量)が少ないから。少ないコーヒー豆を求めて、世界中が欲しがるから値段が上がるのです。

じゃあなぜ需要が大きいのかというと、

中国・インドなどアジア地域が経済発展することに伴い、人々の生活様式が西洋化しコーヒー消費量が爆発的に増えているんです。コーヒーを飲む文化が世界のスタンダードなんです。

そして、供給率が下がる要因は、そもそもの豆の不足です。ブラジルなどの主要産出国で不作が続いたこと。コーヒーベルトと言われる世界各国のコーヒー産地では、近年の気候変動により産地として適さなくなる農場が増えて生産量に影響しています。

そこに今、日本で起こっている物価高が加わります。

ロシアのウクライナ侵攻から始まる燃料費などを含む物流コストの増。これに端を発し、あらゆる場面でコスト高が進み、景気が良くないのにコストプッシュ型の物価上昇。それに対応する為、後出しジャンケンの人件費アップの政策。企業が生き残るためには価格転嫁しかないですね。ますますの値上がりが続きます。

こういうのを社会科の授業で習ったスタグフレーションって言うような気がするけど、景気後退より人口減少の方が進んでいる日本では、失業率は低いです。だからなのか世間ではスタグフレーションという言葉はあまり使われていません。超零細の個人事業主は先行き不安を深刻に感じてますよ~。